睡眠時無呼吸症候群
2019年02月23日
睡眠時無呼吸症候群
近年、車やトラック、バス、電車の事故が、睡眠時無呼吸症候群により引き起こされ、社会問題として取りあがられる事例が増えてきています。
睡眠中に呼吸が止まり(無呼吸:10秒以上)、日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。無呼吸が一晩に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上あると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
<症状>
主要な症状は、昼間にいつも眠い、いびきがうるさい、朝起きると頭が重いなどですが、夜間の頻尿、高血圧などの生活習慣病や心臓疾患との関連もあると言われています。
<原因>
閉塞性:肥満や扁桃肥大、アデノイド肥大、舌の落ち込みにより空気の通り道が狭くなり睡眠中に呼吸が停止する。
中枢性:脳からの呼吸のコントロールがうまく機能しなくなり呼吸が停止する。
<検査>
簡易検査:主に酸素の取り込み具合と、気道の狭窄や呼吸状態を調べる検査。(自宅で行う事が可能)
精密検査:睡眠と呼吸の質をさらに詳しく調べる検査。(医療施設に1泊入院して行う)
<治療>
症状を緩和させる治療:寝ている間の無呼吸を防ぐ為に気道に空気を送り続けて気道を開存させておく治療(CPAP)。マウスピースによる治療。
根本的な原因を取り除く治療:気道を塞ぐ部位を取り除く外科的治療。
肥満が原因である場合はダイエットが必要です。
当院にて検査やCPAP治療も行っておりますので、気になる方はご相談下さい。